
商品紹介・十年急須
軽くて割れないモダン急須、自動車技術から生まれました
「テレワークになり、お茶をよく飲むようになった」という声から生まれた、十年急須。ただし、急須で淹れるお茶は美味しいけれど、急須自体は割れやすかったり、重かったりと取り回しに気を遣うもの…。そこで、樹脂で作ることで軽くて割れない急須を実現しました。
試作品での測定の結果、他社の樹脂製急須に比べ50℃以上の温度を約3倍持続。飲み頃の温度を持続するため、淹れた後しばらく経っても美味しくお飲みいただけます。また、通常の急須は250mlくらいの物が多いのですが、十年急須はマグカップなどでお茶を飲むシーンも考え、たっぷり500ml。にも関わらず、樹脂製なので本体重量は約260gと大変軽い。そして、哺乳瓶にも使われる「トライタン」という素材を使用しており、この素材はBPAをはじめ、ビスフェノール類の化学物質は一切使用していない身体に配慮した樹脂素材です。
デザインについては極力シンプルで、日常使いとして永く使えることをコンセプトに仕上げました。家で過ごす時間をもっとリラックスできるように、テレワークの集中力を高めることができるように、あるいは非日常を「急須で淹れるお茶」で感じることが出来るように…今まで以上に手軽にお茶を楽しめる時間を十年急須がお届けします。
一般販売はこちらから。
※2021年3月15日までMakuakeにて先行販売。「十年急須」ページ
十年急須(ジュウネンキュウス)
①樹脂の強みを生かした軽くて割れない急須
②自動車技術から生まれた高い品質と信頼性
③様々なお茶に使えるモダンなデザイン
創り手
製造販売:株式会社鈴木化学工業所
当社は1960年の設立以来、自動車用プラスチック部品の成形・加工を行ってきました。特に厳しい品質管理が求められる重要保安部品など、海外の自動車部品メーカーでは対応できない、高い精度と安全性が要求される部品を製造しています。自動車の工場というと、なんとなく汚いイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、当社が製造している部品は高い品質が求められるため、1mm 以上のホコリやゴミが部品に入らないクリーンな環境と品質管理で製造しています。自動車の部品は、「耐久 10 年 10 万 km」と言われ、高い耐久性と品質を誇っています。今回の急須も、それと全く変わらず、皆さまに信頼して永く使って頂ける商品にしたい。そんな思いが「十年急須」というネーミングに込められています。
株式会社鈴木化学工業所
デザイナー:星野 泰漢(ホシノタイカン)
鈴木化学さんの工場を見学させていただき、強く感じたのは「品質=技術」であるということでした。技術というと「高機能」や「小型化」といったことをイメージしがちですが、「安定した品質でモノを作る」ということがいかに難しく、そこには無数のノウハウが詰まっていることに気付かされました。今回の「十年急須」は、そうした高い品質を商品のコンセプトにしています。気取らず、どんなインテリアにも馴染み、皆さまに永く使って頂ける急須を目指してデザインにしました。鈴木化学さんと何度も試行錯誤を繰り返して作り上げた「十年急須」、ぜひお手にとって見ていただければ幸いです。
1987年東京都生まれ。2010年京都大学工学部卒、2012年東京大学工学系研究科卒(工学修士)。同年より(株)東芝デザインセンターにて勤務。社会インフラを中心に、プロダクト、グラフィック、映像、コンセプトデザインなど幅広い分野に従事。2014年~2016年京都大学デザインイノベーションコンソーシアムフェローを兼任。2016年より㈱Ginger Design Studioを設立し、テクノロジーとデザインの視点から新しい製品・サービス開発、プロモーションを手がける。第17回文化庁メディア芸術祭、iF Design Award(2015)、Good Design賞(2017)など受賞多数
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